最新プロジェクト

ベニクラゲproject第3弾!
2022年5月 舞台『あの日のトンネル』

かんじゅく座とのコラボ企画!

2つのシニア劇団が、同じタイトル、同じ舞台セットでお送りする1962年のドラマ。平均年齢72歳の役者たちが12歳だったあの頃、つかんだものと、失ったものは?トンネルへの旅が始まる!

 

ベニクラゲproject『あの日のトンネル』

作・演出/佐藤信也(疾駆猿)
作曲/瀬奈ヒロキ
所作指導・振付/徳田とも子(ベニクラゲproject)

【出演】
妻木尚美 栗山梢 山本ゆりえ 松島庄吉郎 今中陽子 堀健二郎 山本桂右 小沼雪乃 紅月ゆり 高田幸子 新井佳子 羽田智香子 苅谷香湖 深澤誠、村岡次栄 佐藤信也(客演)

 

タイムテーブル:


5月28日(土)13:00開演 ベニクラゲproject・映像収録有
5月29日(日)16:00開演 ベニクラゲproject 字幕サポート有
※受付開始は開演の1時間前 開演は開場の30分前
※かんじゅく座の『あの日のトンネル』はこちら

 

劇場:中野ザ・ポケット
(JR中央・総武線/東京メトロ東西線 中野南口より徒歩5分)

 

【観劇チケット】 2,200円(前売・当日とも全席自由席)
※高校生以下無料 ※障がい者の介助者1名迄無料
●当日精算 5月14日(土)10:00 ~受付開始
WEB予約:https://ticket.corich.jp/apply/132788/

【配信チケット】 1,500 円
配信期間 6 月11日(土)10:00 ~ 6 月26 日(日)23:59 まで
●カンフェティストリーミングシアター
https://www.confetti-web.com/s-engeki2
お支払方法 セブンイレブン決済・クレジットカード決済
※購入手数料198 円/枚がかかります。
(セブンイレブン決済の場合、別途手数料220 円/枚)

 

【お問い合わせ・バリアフリーサービスのお申込み】
電話:080-4850-5351(平日10 時~ 19 時)
メール:info@s-engeki.net

<こちらの募集は終了しました>

ベニクラゲproject第3弾!
2020年5月 中野ザ・ポケットでの舞台公演 出演者募集

出演者募集メッセージ

【募集要項】
次回公演は、中野ザ・ポケットでの舞台公演(2022年5月26〜29日)に決定しました。
運営を共にするかんじゅく座とのジョイント公演で、共通のテーマに全く違う演目で挑み交代で上演いたします。ベニクラゲprojectは3月より稽古を開始し、2ステージの本番を予定しています。

現在、この公演に出演可能な60歳以上の男女(シングルキャスト:12名~15名)を募集します。

公演概要:佐藤信也(疾駆猿)作・演出によるオリジナル作品

◆あらすじ◆
高度経済成長期を迎えた1960年代の日本。
大衆演劇は廃れつつあった。「紅海月座」は老舗の劇団だが、若い担い手がおらず、劇団員は中年を迎えた者達ばかり。
座長が病気で倒れ、後継者として指名されたのは、演劇とは関係の無い生活を送っていた座長の一人娘であった。
劇団員からの反発もありながら、人柄だけで劇団を一つに纏め上げていく。
しかし、時代の荒波や寄る年波に打ち勝てる筈も無く…。
劇団解散を賭け、新作公演に臨むのであった!

【スケジュール】
1月27日(木)夕方・1月30日(日)午前
オーディションワークショップ
※ご都合の良い方にご参加ください。

2月 キャスト決定
3月 稽古開始(3月・4月は週1回程度)
5月 集中稽古
稽古日程は、出演者のスケジュールと調整して決定します。

【募集人数】12名~15名予定

【費用】
オーディションワークショップ参加費:2,000円(会員以外も応募可)
出演決定の方:公演参加費52,000円(一括払、もしくは13,000円×4回払)
※出演決定の際には、シニア演劇ネットワークの年会費5,000円が発生します。
※チケットノルマはありません。
※衣裳は自前の予定です。(新たに購入する必要はありません)

【応募方法】
メールでお申し込みください。
宛先:benikurage@ms-5.com
件名:ベニクラゲ3
内容:氏名、年齢、日中連絡先電話番号、ワークショップ参加希望日(1月27日または30日)

ご観劇いただいた方の感想
(フェイスブック投稿より全文掲載)

「極めて家庭的に」観てきました。
不老不死のベニクラゲの名を冠した新しい表現集団、ベニクラゲprojectの旗揚げ公演です。
秋元松代のラジオドラマを舞台化した作品で、繊細な水彩画のような、それでいて奥底には炎がゆらめいているような、ある夫婦の物語。
夫婦と病院の婦長(この言葉も今は死語)の対話に加え、妻=好子の綴った詩の言葉が効果的に織り込まれる構成です。
婦人科の病をわずらい、退院して家に帰ることを半ば諦めた妻。
病床でもなお、夫が慣れぬ家事に四苦八苦しているのではないか、などと案じている。
見舞いに来た夫は、妻に長年書き溜めた詩稿を一冊の本にしては、と提案する。
それは結婚以来自らを「詩を書く人」というよりも「家庭の奥さん」だと認識してきた妻にとって、意外だけれど心躍る申し出。
けれど作品の推敲を始め、改めて創作の喜びをかみしめる間にも妻の病状は進む。
子どもはおらず、夫婦は二人きりの生活の中でお互いを丁寧にいたわり合ってきたはずだった。
でも、妻の病と死の予感は心のうちにひそんでいた激情をも呼び起こす…
今より少し前、「静かな演劇」がなんとなくトレンド化した時期があったように思うのですが、それよりはるかに早い(1961年)、けれど決して古くない佳品です。
秋元松代センセイは「近松心中物語」があまりにも有名で、最近も上演された「常陸坊海尊」などスケール感のある作品を生み出す人というイメージだったけど、こういうこじんまりしたものもお書きになったのだなあ、としみじみ。
女性の詩人と夫、といっても「山ほととぎす欲しいまま」のようなスター性のある華やかな女性ではないので、より観客に自分自身の過ぎ越し方や行く末を思わせるものになっていました。
役者さんの演技も実直かつ端正で、ドキュメンタリーを見ていると錯覚しそうなリアルさがありました。
でも、本当の「生世話もの」ってこういう作品なのかもしれませんね?
すみだパークスタジオ倉 で26日まで。

(MRさん)

極めて上質な友達芝居を錦糸町すみだパークスタジオで拝見。ベニクラゲproject「極めて家庭的に」。秋元松代先生の傑作。26まで演ってるのでよろしければ。すみだパークスタジオは扉座に出入りしてた時からの縁だが、油まみれの工場の倉庫街を劇場空間に換えてしまったって事で、できた当時は腰を抜かしたもんだが、下町の古びた倉庫街がオシャレなカフェやアートの街に立て続けに生まれ変わってるのを見ると、今我輩がお世話になってる劇団O2Kの稽古場のある船堀もまさに町工場の街で、この寂れた街を根こそぎ生まれ変わらせたくってたまらない。声かけたら絶対乗ってくると思うんだがなあ。)

(KHさん)

「極めて家庭的に」観劇。
秋元松代の端正な脚本と演者の生み出す丁寧な空間、時間。
女性として人生に多くの選択肢を持てるようになった現代で、またひとつ自分の生き方在り方をあらためて問う作品でした。)

(MNさん)

【号泣】
涙とともに癒された感じ。ふう。
昨年。大学時代の同級生(演劇)が自分の求めるエンターテイメントを目指して独立。今日からプロジェクトの旗揚げ公演。行ってまいりました^ ^
なんちうか。
数日前に読み返した内村鑑三の『後世への最大遺物』を思い出していました。市井の人々の「勇しく高尚なる生涯」ってこういうことなんだろうと。
えまの感性にリスペクトです。そして触発されています。ありがとうございました。
あまりに泣き過ぎ de 車で行ってよかったよ。サングラスなしでは電車には乗れん(~_~;)
全く同じ日程で、別の同級生も下北で芝居うってる。行きたいなぁ。)

(ISさん)